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基本原則 (ヒューマンニーズに応えるため)

自尊心

自尊心を大切にする

自尊心を まもる ために、以下のことを行います。

  • 事実に焦点を当てる
  • 相手を尊重し、支持する
  • 相手の理由を明らかにする
自尊心をまもる例:
「あなたが問題を報告し、一緒に対処してくれたおかげで、商品の発送の遅れは1日だけで済みました。率直に話してくれて、ありがとう」

自尊心を高めるために、以下のことを行います。
  • 良い考えやアイデアを認める
  • 成功、成果を認める
  • 信頼を言葉と表情で示す
  • 具体的に、心から述べる
自尊心を高める例:
「あなたが主要メンバーの意見を取り入れたからこそ、チーム全体が自信をもって進められる計画を立てることができました」

共感

共感的に聴き、反応する

  • 気持ちとその背景にある事実の両方に反応する
  • 否定的な感情を和らげる
  • 肯定的な気持ちにも共感する
例:
「あなたのチームが意思決定のプロセスから意図的に外されたと思うと、不愉快ですよね」

参画

協力を求め、参画を促す

  • メンバーの参画を優先させる
  • 質問して相手の考えを引き出す
  • 参画を通じて意欲と責任感を引き出す
例:
「この変更は、仕入先の登録手順に影響しますが、その実施計画をどのように進めたらよいと思いますか?」


  • 自分の気持ちや気づいたことを適切に打ち明ける
  • 決定、アイデアや変更に至った背景と理由を伝える
  • 自分のアイデアや意見、経験は相手の意見を補足する形で提供する(置き換えるのではなく)
  • 正直になる。自分の心からの気持ちを伝えることで、信頼関係を築き、メンバーが新たな視点で物事を捉えることができるようになる
例:
「私も初めてソフトウェア開発チームと仕事をしたときは、不安でした。チーム全員が専門家ですから、知識不足のせいで信用を失うのではないかと 心配だったのです」

支援

責任をもたせたまま、 側面から支援する
(当事者意識を引き出すため)

  • 相手が考え、行動するのを支援する
  • 自分にできることを現実的に考え、約束を守る
  • 実行する責任は相手にもたせたままにする。自分でやってしまいたいという気持ちを抑える
例:
"「他に誰を巻き込んだほうがよいかを考えてみましたか? もしよければ、あなたが選んだ人のリストを見て、アドバイスしましょうか?」

インタアクション・ガイドライン (タスクニーズに応えるため)

オープニング

  • 話し合いの目的を述べる
  • 重要性を明確にする

状況把握

  • 状況について情報を求め、知らせる
  • 課題や懸念を明確にする

選択案づくり

  • アイデアを求め、話し合う
  • 必要な経営資源/支援を明確にする

合意決定

  • 不測の事態への対応策を含め、とるべき行動を具体的に決める
  • 進捗チェックと成果測定の方法を確認する

クロージング

  • 計画の重要ポイントを強調する
  • 自信とやる気を確認する

効果的なフィードバック

肯定的フィードバック

STAR
例:
「グレッグ、新しいメンテナンス手順についてあなたが作成したヒント集は、ほぼ完璧です。詳細まで明確に説明されています。チームの人たちは、新しい手順についてすぐに学ぶことができると思います。」
 
S/T: グレッグ、新しいメンテナンス手順についてあなたが作成したヒント集は、ほぼ完璧です。
A: 詳細まで明確に説明されています。
R: チームの人たちは、新しい手順についてすぐに学ぶことができると思います。

改善のためのフィードバック

例:
「ケン、今日の会議であなたが予算編成について説明したとき、たくさんの質問がチームから出ました。あなたはそのとき、最後まで話を聞けば理解できる、と言いましたね。それでチームはやる気を失くしてしまい、その後の会議に影響が出ました。予算編成は複雑だということと、できるだけわかりやすいように説明する努力をする、ということを伝えたほうがよかったかもしれません。そうすればチームの人たちは理解しようとしたかもしれません。」
 
S/T: ケン、今日の会議であなたが予算編成について説明したとき、たくさんの質問がチームから出ました。
A: あなたはそのとき、最後まで話を聞けば理解できる、と言いましたね。
R: それでチームはやる気を失くしてしまい、その後の会議に影響が出ました。
A: 予算編成は複雑だということと、できるだけわかりやすいように説明する努力をする、ということを伝えたほうがよかったかもしれません。
R: そうすればチームの人たちは理解しようとしたかもしれません。